エディーHC メディアの批判を意に介さない理由
自分の力でコントロールできない事を心配するな【「プレッシャー」の力①】
■自分の力でコントロールできることに最大限のエネルギーを注ぐ
先ほども言ったように、私は自分の力でコントロールできないことなど心配しない。自分の力でコントロールできることに最大限のエネルギーを費やし、それによって自分からくるプレッシャーに対処している。
今でも、大きな試合の前は緊張するし、「チームを勝たせたい」という強い思いが私にプレッシャーとなりつきまとう。だからこそ、監督としてチームに万全の準備をさせる為に尽力し、このプレッシャーに対処している。私の場合は、自身から生まれてくるプレッシャーに対して、徹底した事前の準備を行うことで、対応している。
――自分でコントロールできないものからくるプレッシャーは心配せずに、自分の力でコントールできることに全力を尽くし、プレッシャーに対応する。
これは、ラグビーなどのスポーツの世界だけでなく、皆さんが日々生きているビジネスの世界にも言えるはず。心配しても仕方がないプレッシャーに、余計なエネルギーを使っている人は多いのではないか。特に、日本人は文化的に、周囲の人の意見というものを、ときに気にし過ぎてしまう傾向がある。
だが、そうしたプレッシャーに対する最大の対処法は、自分自身がいかに高いパフォーマンスを見せるかにかかっているのではないだろうか。チームワークの環境でも、自分がいかに周囲の人とやりとりするかという、自分自身の思考や行動に、本当の解決策が潜んでいるのではないか?
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